お伊勢参り －スケッチ旅行道中顛末期 その2－ 【No,38】

　上本町9時24分発賢島行き特急の４席を確保した我々は、それぞれの席の居心地を確かめてから程無く、そうですね小阪あたりを過ぎるころから旅行の楽しみ、と云うよりもこれが一つの目的でもある各自ご持参の隠し玉披露となりました。IIさんは、フランス赤ワインとイラン産の干しイチジクにナッツ...

続きを読む »

お伊勢参り －スケッチ旅行道中顛末期 その1－ 【No,37】

　めっきり涼しくなって、熱中症が話題となっていたあの暑い夏がうそのよう。人は肌寒さに少しサブイボの出た肌をさすりながら、クールビズよりは少々ドレッシーに衣服を着こなして季節を過ごしているようです。 　前回は尻無川左岸から見て、斜張橋の向こうに連なる武庫の峰（本山第一小学校校歌歌詞...

続きを読む »

膠原病の明日を拓く母性内科 世代を超えて集う あじと 【No,36】

　秋雨前線が天気図上見え隠れして、南の気団と北の気団が押し競饅頭。今年は南が頑張っていて、おかげでいつまでも気流が不安定でゲリラ豪雨に地域が悩まされているようです。昔の二学期は運動会の練習に明け暮れ、朝に仰ぐ武庫の峰、夕べに見やる茅渟（ちぬ）の海の本山第一小学校の校歌が頭に浮かび...

続きを読む »

第7回 元気セミナー開催される ーがん検診の課題とこれからー 【No,35】

　24節気の処暑を過ぎて残暑のご挨拶となりますが、やがて白露ともなれば、残暑の言葉は虚ろに響くのみ。新しい節気の考え方あるいは適合する言葉を取り入れなければ絵空事の日本の歳時になっていくように思えます。折しも映画「天地明察」が９月１５日に封切りになります。冲方丁氏の同名著書の映画...

続きを読む »

未病システム学会近畿地方会開かれる －盛夏の思う事ー 【No,34】

　盛夏過ぎ行きます。梅雨期には結構ゲリラ豪雨に悩まされ、全国で少なからず被害が出ましたが、近畿中部は現在晴天続きで、土地はからからになっています。吊植木鉢の草花や根の張りが悪い低木は一日でも水遣りを欠かすと、葉がだらりと時には樹木の先の葉が枯れてしまいます。緑のツナギ作業衣を着て...

続きを読む »

牡蠣とタンデム －温故知新の未病ー 【No,33】

　すっかり梅雨に突入した近畿地方ですが、健診繁忙期まっただ中で６年目ともなると、そこそこに受診リピーターの方々との会話もスムーズになってきました。なんだかんだと言いながらも、メタボ基準の腹囲85ｃｍが気にされる数字としてその知名度を上げ、男厄年メタボの曲がり角と言うと、にやりとし...

続きを読む »

澤良雄君！偲ぶ言葉 【No,32】

　中・高と同級の友人が亡くなりました。享年67歳。彼は東大の建築を出て、世界を旅し、国内の茶室や能舞台を殆ど巡って来ました。確か７～８年前だったと思います。池田市の逸翁美術館で開催されていた展示会の茶杓に「え～のが出ていたやろう」と彼が言っていたのですが、正直その時にまだその茶杓...

続きを読む »