2023年1月31日火曜日

2023 卯年 年頭所感 健診一刻 値 千金  【№ 88】


“可惜夜” “頌歌” これらは銘酒の銘柄名で、小生が年末年始に飲んだお酒です。前者は“あたらよ”と読み、明けてしまうのがもったいないくらいに素晴らしい夜、皆様うん?! 一度や二度と思い起こされるかもしれませんが、夜の風情のことを主に指し、風や空気の匂い、月明かりが醸し出す雰囲気であなたと共有したい切ない想いが込められているのだそうです。菊正宗のブランドで、この企業は灘校の3大出資会社の一つです。後者はお届け物。先生のおかげで生まれたあの子が今年成人式を迎えます、一緒に祝ってやってくださいと大晦日に届きました。母子医療センターの27年の勤務での事例は、初孫誕生(昨年)あるいは本人の乳がん、卵巣癌などいろいろなエピソードがいまだに情報が入り、“女の一生”の物語にお付き合いしています。母性内科学の真髄です。

NBM(narrative based medicine) =寄りそう医療は小生の原点であり、今の厚生会での健診でもたとえ短時間の接点でもコンセプトとして実践しているつもりです。特に週1回の弊会心斎橋院では血液の過去データがすぐに引き出せるので、活用しています。ただし、心斎橋院では男子専科ですのでちょっぴり残念にも思います。

小生は医学部を卒業して第3内科臨床遺伝グループ(ヘモグロビンの構造と機能)、アメリカ留学での赤血球分化の研究、母子医療センターでの母性内科学の創設(元祖3人衆の一人で、最高齢)はありがたい、納得できる自己選択の道でした。医師として誇りに思い、幸せに感じます。

今、厚生会での健診でこの経験を基にした医療が行えるのはとてもありがたいと思うとともに、軽々な時間を過ごしてはならないと思っています。

一期一会、健診一刻値千金 今年も頑張ろう!




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