2011年5月6日金曜日

海浜緑地の創業祭 【No,13】

 4月末から5月上旬のいわゆるゴールデンウィークがスタートしました。例年よりは気分は晴れ晴れしくなく、国内全体に自粛モードが漂っています。未曾有の被災状況を考えれば当然と言えるでしょう。しかし一方で四十九日を過ぎれば心底から復活に向けた活力を取り戻していかなければなりません。当事者には永久になりえないのなら、あ~古いな~一日一善でもいい、微笑み一つでもいい、間接であっても誠実をいつもより強く意識し、自分のできる努力の汗をひと時でも余分に流すことを弊社は実行していかなければならない。そんな中、4月下旬には降ったり止んだりの天候が数日続いていましたが、久しぶりの雲無き晴天が拡がった昭和の日を迎えました。
 我社は第7回創業祭を本社地元の貝塚市二色の浜海浜緑地で行いました。社員家族も含め約100名弱が集まり、新入社員の紹介、5人縄跳び、ビーチボールラリー、スプーンレースのゲームを行いました。メインはバーベキューですが、テーブルごとにゲームポイントを競い合い、なんと我がテーブル(平均年齢の一番高い社長、常務等幹部職員テーブル)が総合ポイントで優勝しました。一等賞品は泉州水ナスで、ちょうど漬かり具合がゴールデンウィークの酒のアテ用に最適という粋な計らい。もっとも、テーブルメンバーには花を添える若手職員が若干名意図的に配置されていて、参加した社長のご子息並びに彼女達の図りしれぬ功績は明らかでしょう。しかし、案外に今回のゲームは体力勝負の内容ではなく、知恵と経験、そしてバランスとチームワークがその原点であったように思います。そして風邪気味の小生が家族参加のカミサンを代行させたのも足を引っ張らぬマイナスネガティブ効果だったかもしれません。
 いつもながらに個性的に闊達な職員や、バーベキューの炉を前に如何にもシェフらしく見える恰幅ある体型が似合う職員、おとなしいと思いきや戸外では元気な人、いや~相変わらずシャイな女性等など、好天に恵まれて優しい海風は、我社にとって優しく愉しい一日となりました。
 なお、当日参加者全員で義捐金を募り、赤十字を通して被災地に届ける運びといたしました。 

 

 

 さて、ゲームで足を引っ張らなかった小生は持参した凧揚げに興じました。久しぶりのトライでテールの準備不足もありましたが、3種の凧を試しました。いずれも昔アメリカコロラド州ボルダーにあるInto The Wind社の通販で買い求めた海外版の凧です。高度10mまでは乱流があってこれを乗り越えると浜風に乗れるのですが、どうも最初の二つの凧は揚げ方の要領が悪く、エアーフォイルは十分に風をフォイルに孕ませられず、むなしく低高度に甘んじるのみ。以前長野の笹ヶ峰牧場で低位の霧の中、見えなくなるまで上昇し凧の糸に伝わる存在感に感動した既往を持つどくろ印のHata Kiteは、この風では30㎝の付属テールのみでは安定が悪く支点の位置を調整しないままでは頭から墜落を繰り返すのみでした。さて最後の挑戦は1m幅のRokkaku(六角)凧です。かなり強引にしゃくりを入れて、凧の面積の広さから微風でも十分に揚力が得られ、ついに浜風をいっぱいに受けて上昇を始めました。上昇時やや人差し指にラインずれの火傷感を感じつつもぶれもせず凧糸は伸びて行きます。このラインに伝わる抵抗感が堪えられません。ラインはついにスプールいっぱいの500フィートが伸びました。高度は30mぐらいでしょうか、大満足の一瞬です。西クリニックの扇事務長、本社検査部の松本課長も寄って来て、スプールをカミサンに託し、しばし凧を眺めていました。

 

 

凧復活!
http://www.intothewind.com/
 連休はまずまずのお天気が続くようです。被災地復興に向けて梅雨入りまでのしばらくは気の高まる空模様が一日でも多くと祈ります。 


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