2010年9月21日火曜日

未病を考える 温故知新 ー生活習慣病胎児期紀原説ーをあなたに 【No,1】

 懐かしいな~。46年ぶりに乗る岡本-石橋間の阪急電車。大学の教養時代からは随分この辺りも、高架が増えた分眺めはよくなっているはずなのに、無粋な高層住宅が視界を細切れにしてしまっている。季節外れの感が否めない箕面駅から、スクールバスに乗って大阪青山大学にたどり着きました。今日は私が代表世話人を勤める日本未病システム学会第3回近畿地方会がこの大学で開かれるのです。関係者控室からは大阪平野が一望できます。開催のお世話は青山大学准教授山田裕司先生が会長を務められ、日本食生活指導センター代表取締役野々村瑞穂先生をはじめとする大阪のパワフル栄養部会が担当です。基調講演は大阪市大大学院梶本修身教授の「未病領域におけるサプリメントの役割」でした。午後は私の出番。シンポジウム「日常生活における健康管理と未病」です。発表タイトルは「未病を解き明かす4つのファセット」1.クライアントの今を物語る要因分析2.進化する未病の診断技術3.自覚症状からのアプローチ4.寄り添う医療を4つのキーワードとして取り上げました。これからこのコラムで未病そして周産期等についてお話を続けていこうかと思っています。
地方会は盛会裏に終わりましたが、後の懇親会がなかなかの内容。山田先生はサーフィンとお料理に造詣の深い先生でそのお人柄が偲ばれるお料理が次から次へと出てきて、参加者一同暮れゆく大阪平野を借景に大いに懇親と、意見交換を行った一日でした。お世話いただいた関係者の皆様ありがとうございました。
次回は未病とはについてお話してみましょう。

                                                厚生会 大阪西クリニック 理事院長 木戸口公一 

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