先日3月1日には新大阪メルパルクにて平成24年度【全国健診機関連絡会】を弊社主催で開催いたしました。全国に展開する健診を相互委託させていただいている各地の健診機関14社にお声掛けをして21人の担当者にお集まりいただきました。北は仙台、南は福岡です。厚生会として業務の運用説明会を実施するとともに、各健診機関からの要望・提案を伺い健診サービスの円滑な事業実施とサービス向上を図るのが目的です。また相互コミュニケーションの場を設けることによって、必ず発生する過誤を極力少なくするとともに、発生時の初期対応を迅速に行うために相互の「顔を知る」ことにより、より心のこもった健診サービスを担保して行こうという試みです。弊会の複数の部門から各担当者がプレゼンテーションを行い、趣旨と詳細説明を行うとともに個別の打ち合わせの場を設定しました。私は会の冒頭、社長挨拶に続いて約30分CRPSについてプレゼンテーションを行いました。このコラム№15(2011.6)にも書いていますが、健診で最近特に経験する採血に関して発生する痛み(CRPS)の内容をまとめました。以下に主要なスライドを掲載しておきましょう。第2部の懇親会はビュッフェ形式で和やかに行われました。厚生会は全ての健診機関と接触はありますが、各地の健診機関同士は直接のコンタクトが今までなかったため、今後新たな協力関係がこれを機会に生まれるかもしれません。また、健診のQuality Control、危機管理が一段と向上することも期待される有意義な時間となりました。
太陽が高くなり、日没の時間が延びてクリニック退出時も明るい街に出られる昨今です。今(9日)お水取り真最中。やがてお彼岸を迎えます。中国唐時代善導大師の言葉に、「彼岸中日には太陽が真西に沈むので、西にある極楽浄土の姿を想い、精進努力して仏道に励むべきである」と説いています。墓参をして先祖供養をするのが定番ですね。仏教辞典には「彼岸とは、迷いの世界である此岸に対して悟りの世界を意味し、サンスクリットのパーラミター(波羅蜜多)を訳した到彼岸を略したもので、彼岸会とは悟りの世界に到る修行を実践する期間である」と説明されているそうです。修行の実践として六波羅蜜の行があります。「布施」「持戒」「忍辱」「精進」「禅定」「般若」の六行です。東日本大震災より1年が経過しました。今年のお彼岸はナイーブにそして力強く心の思いを醸成させる一時を過ごそうと思っています。
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